SSブログ

WHERE WILL OUR BUNNY GO ? [本・出版物]

ちょっと前に書いた、SEXYなカレンダーの記事で少し触れたんだけど、

『PLAYBOY』誌がヌードの掲載を止めちゃうみたいっすね。

”東洋経済 ONLINE”に掲載されてた、『The New York Times』の翻訳記事。

引用ココから。

”プレイボーイ誌がヌードを「捨てる」ワケ”
男性誌が肌の露出を控えて得るものとは

9月、米プレイボーイ誌の編集幹部コーリー・ジョーンズは、
同誌の創刊者であるヒュー・ヘフナーに会いに”プレイボーイ・マンション”と呼ばれるその邸宅に赴いた。

ピカソやクーニングの作品が飾られたヘフナー邸のダイニングルームで、
ジョーンズは緊張の面持ちで大胆な提案をした。
プレイボーイと言えばアメリカにおいて、
性を人目を忍ぶものから開けっぴろげなものへと変えた先駆的存在だというのに、
女性のヌード写真の掲載をやめようというのだ。

新提案を創刊者ヘフナーも了承

89歳と高齢ながら現在も編集主幹に名を連ねるヘフナーは、ジョーンズの案に同意した。
プレイボーイは来年3月の誌面リニューアルの一環として、フルヌード写真の掲載をやめる。
ただし挑発的なポーズの女性の写真の掲載は続けるという。

プレイボーイを発行しているプレイボーイ・エンタープライゼズ社の幹部は、
自らが先駆けてきたはずの時代の変化に同誌が追い抜かれてしまったことを認めている。
「今ではクリックひとつで想像の及ぶあらゆる性行為がタダで見られる。
そんな時代に(ヌード写真は)時代遅れだ」と、スコット・フランダース最高経営責任者(CEO)は言う。

ある世代のアメリカ人男性にとって、プレイボーイを読むこと
(つまり懐中電灯の下でよこしまなスリルを味わうこと)は文化的な通過儀礼のようなものだった。
だが現代では、ティーンエージャーの男子はみんな携帯電話でインターネットを利用できる。
ポルノ雑誌がもっていた衝撃を与える力や商業的な価値、文化的な存在意義は、
それがプレイボーイのような有名誌であっても、もはや失われてしまっている。

プレイボーイの発行部数は1975年には560万部を誇ったが、今では約80万部。
後発組の類似の雑誌の多くも姿を消した。
成人誌に関する細かいデータはないが、現存する雑誌も細々と続いているのみで、
たいていは専門店でしか手に入らない。

最も有名なライバル誌だったはずの『ペントハウス』は、
ネットとの競争に勝ち抜こうとさらにきわどい路線に走ったが、立ち直ることはできなかった。

米文化への強い影響も過去の話

これまでもプレイボーイ・エンタープライゼズはてこ入れの努力をしてきたが、長続きはしなかった。
また、フルヌードがなくなったからといって
「女性を食いものにしている」というプレイボーイへの批判はなくならないだろう。

だが同社によれば、同誌のロゴはアップルやナイキと並んで世界でもっとも認知度の高いもののひとつだ。
フランダースによれば今後、「バイス」などの新興メディアと競争していくにあたり、
同誌は「ヌードをなくしたらプレイボーイに何が残るのか」という重い問いに答えを出そうとしたのだという。

最盛期におけるプレイボーイの影響力がどれほど強かったかは、
メディアがネットに蚕食された現代では想像することさえ難しい。
目の不自由な人々に対し点字版のプレイボーイが提供されないのは、
言論の自由を定めた合衆国憲法に違反するとの判決が下りたことすらあるのだから。

プレイボーイはカナダの女流作家マーガレット・アトウッドや村上春樹の小説を掲載し、
公民権運動指導者のマルコムXやマーティン・ルーサー・キング師、
『ロリータ』の作者ウラジーミル・ナボコフといったそうそうたる顔ぶれにインタビューした。
ジミー・カーター元大統領が同誌のインタビューで、
心の中で妻以外の女性に欲情したことがあると答えたのは有名な話だ。

歌手のマドンナや女優のシャロン・ストーン、モデルのナオミ・キャンベルも、
人気の絶頂期に同誌のグラビアを飾った。
売上部数の最高記録は1972年11月号。700万部以上を売り上げた。

一部の人々にとってプレイボーイは、腹立たしいが気になる存在でもあった。
女性解放運動家の先駆けだったグロリア・スタイネムは、
ヘフナーが経営する”プレイボーイ・クラブ”にウエイトレスとして就職、
潜入取材を行って『プレイボーイ・クラブ潜入記』(1963年)を発表した。

1953年の創刊号の表紙を飾ったのはマリリン・モンロー。
ヘフナーが自分の好みで選んだのだ。
プレイボーイは18~80歳のあらゆる男性のための雑誌だと、ヘフナーは創刊号の編集後記に書いた。
だが、第2号が出せなかった場合に備えて、創刊号には日付を入れなかった。

報道や文芸の伝統は守る

出版社タッシェンの編集者で、男性誌の歴史に関する大著のあるディアン・ハンソンはヘフナーについて
「アメリカにおける生活やライフスタイル、セックスの種類といったものの方向性を大きく変えた」と語る。
「だがヌード抜きでプレイボーイはどこに向かうのだろう」

だが今回の誌面リニューアルはずっと実利的なものだ。
電子版へのアクセスを増やすには欠かせないフェイスブックやインスタグラム、
ツイッターといったソーシャルメディアとの連携に配慮し、
以前から職場でも見られる内容のコンテンツも作っているとフランダースは言う。

プレイボーイ電子版は、今年8月にすでにフルヌードの掲載をやめている。
幹部らによればその結果、
読者の平均年齢は47歳から30歳そこそこへと下がる一方で電子版へのアクセス数が急増。
ウェブサイトへの月間訪問者数は1600万人から4000万人になった。

紙版のプレイボーイはこれまでよりすっきりした現代的な誌面デザインを採用する予定だとジョーンズは言う。
最高コンテンツ責任者という肩書きをもつジョーンズは、電子版の責任者でもある。
「今月のプレイメイト」のコーナーは残すが、
写真は映画で言えば「PG13」(13歳未満は保護者の同伴が必要)程度のきわどさに抑えられる。
「前より少し手を出しやすく、少しねんごろな感じに」とジョーンズは言う。
袋とじを残すかどうかは決まっていないという。

性に関するコラムの筆者には「性に積極的な女性」を起用する意向だとジョーンズは言う。
もうひとつの「伝統」である調査報道や突っ込んだインタビュー、小説は今後とも掲載を続ける。
フランダースによれば、狙う読者層は都市部に住む若い男性だ。
「弊誌とバイスの違いは、職に就いている男性を狙っているという点だ」とフランダースは言う。

酒の記事を増やすといった新たな変更点のなかには、広告絡みのものもあるとフランダースは認めた。
主要な広告主の要望には応えなければならない。

リニューアルによって18~30歳代のミレニアル世代という、
出版元としては何としてもつかんでおきたい年代の関心を引くことができるかどうかについては、
一部読者を対象に反応を確かめている。
ビジュアルアート作家を作品とともに紹介する記事を載せるのも、
若い世代はアート志向が強いという調査結果を踏まえてのことだ。

売上の半分はライセンス事業

プレイボーイ・エンタープライゼズは現在、売り上げの半分以上をライセンス事業から得ている。
うち40%は、雑誌が売られていない中国からの売り上げだ。
”プレイボーイ”ブランドの商品には、入浴用品や香水、衣類、酒、アクセサリーといったものがある。
雑誌にヌードを掲載することは、こうした商品を買う消費者からの苦情、
ひいてはライセンス商品の売り上げ減につながる恐れがある。

プレイボーイ・エンタープライゼズは1971年に上場したが、
2011年にヘフナーと投資会社リズビ・トラバース・マネジメント
(ツイッターやスナップチャットなどへの投資で知られるシリコンバレーの投資家スハイル・リズビの会社)
が株を買い取って非公開化した。
持ち株比率はリズビ社が60%以上で、ヘフナーが約30%だ。

雑誌の収支は、各国版を勘定に入れれば黒字だとフランダースは言う。
だが米国版だけで見れば、年に300万ドルの赤字を出している。
フランダースに言わせれば雑誌は「わが社にとっては5番街に出した店」のようなもので、
赤字分はマーケティング費用に過ぎないという。

フランダースもジョーンズもプレイボーイの存在意義は今も失われていないと考えている。
さまざまな社会問題に対するヘフナーのリバタリアン(自由意志論)的考えが受け入れられつつある今はなおさらだ。
ヘフナーの女性観とそうした考え方は相いれないのではと問うと、
フランダースは「(ヘフナーは)女性の姿の美しさを常に賛美してきた」と答えた。

「わかってもらいたい」と、ジョーンズはフルヌードの掲載取りやめについて語った。
「心の中の12歳の自分は、今の自分にすごくがっかりしている。だがこれは正しい対応なのだ」

(執筆:Ravi Somaiya記者、翻訳:村井裕美)

(c) 2015 New York Times News Service)


引用ココまで。


心の中の15歳の僕も、この決断にがっかりしてたり^^;

当時はドキドキしたんだよなぁ。

バニーガールって露出が多いわけじゃないけど、
なんかイイなと。

080.jpg

そう思う僕はエロいんだろうけど^^w
皆さんも好きでしょ?

081.jpg

お金持ってないと遊んでもらえそうもないんで雲の上の存在だけどね。

082.jpg

”プレイボーイ・クラブ”の常連になりたかったりして^^w

083.jpg

ソフィスケイトされるグラビアって、こんな感じなんだろうか?

084.jpg

コレでも過激なのかなぁ?

085.jpg

こんなんとか。

086.jpg

こんなんでも。

087.jpg

十分、刺激的だけど^^;
ってか、キレイだなぁと^^。


『プレイボーイ』って単なるエロ雑誌じゃなくて、
アメリカの文化なんだよなぁ、って思ったりもする。

お色気だけじゃなくて、政治とかの硬派な話や、音楽なんかの趣味の話なども取り上げてたり、
社会的なセレブリティのロング・インタヴューなんかも掲載されてたり。

愉しむコトを知ってる大人の雑誌。
そんな感じがした。

そして、そんな大人に憧れたりした。



品のあるスケベになりたいっす^^w



余談だけど、ジャッキー・ウィルソンも”プレイボーイ・クラブ”で楽しんでたみたい^^。

088.jpg

どんなに逆立ちしても
僕はこんな場所が似合う男に・・・ なれそうもない^^;
ってか、逆立ちできないw

089.jpg

そんな僕は家で安酒片手に、
往年の『PLAYBOY』を、こんな本で楽しんでみるとか^^;

PLAYBOY50年

PLAYBOY50年

  • 作者: ジェームズ・R. ピーターセン
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 大型本



50 Years of the Playboy Bunny

50 Years of the Playboy Bunny

  • 作者: Josh Robertson
  • 出版社/メーカー: Chronicle Books
  • 発売日: 2010/10/13
  • メディア: ハードカバー



スーパープレイメイト BOX [DVD]

スーパープレイメイト BOX [DVD]

  • 出版社/メーカー: コンマビジョン
  • メディア: DVD



コレは創刊号の復刻版。

Playboy International Specials - First Edition Reprint - [US] Special 2014 (単号)

Playboy International Specials - First Edition Reprint - [US] Special 2014 (単号)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Playboy Enterprises, Inc
  • 発売日: 2014/04/04
  • メディア: 雑誌



読み応えのあるインタヴューはこんな本で。

プレイボーイインタビューズ

プレイボーイインタビューズ

  • 作者: アレックス・ヘイリー
  • 出版社/メーカー: 中央アート出版社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 単行本



ジョン・レノンPlayboyインタビュー (1981年)

ジョン・レノンPlayboyインタビュー (1981年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1981/03
  • メディア: -




僕がこっそりと見てた時代は、少し違うかもしれないけど、
『11PM』って『PLAYBOY』に似た感覚があるテレビ番組だったのかなぁ、なんて思ったり。

大橋巨泉 プレイボーイ入門

大橋巨泉 プレイボーイ入門

  • アーティスト: 八城一夫とオールスターズ
  • 出版社/メーカー: ウルトラ・ヴァイヴ
  • 発売日: 2002/11/23
  • メディア: CD


松岡きっこ、キレイだな。

円楽のプレイボーイ講座12章

円楽のプレイボーイ講座12章

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SOLID RECORDS
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: CD




『PLAYBOY』のWEB版はコチラで。
http://www.playboy.com/


WEBでいいんで、日本版も復活してくれないかなぁ。



セニョリータ、控えめでイイんで^^w




DEB

nice!(101)  コメント(36)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。