『ボブ・ディラン ~ ロックの精霊』 [BOB DYLAN]
最近読んだ本の話でも。
っても大した本じゃないんすけどね^^;
昨年、岩波書店から出版された、
『ボブ・ディラン ~ ロックの精霊』って新書本。
岩波書店のHPより引用させていただいた、コノ本の編集担当者の紹介文、著者の略歴、本の内容。
ロックのど真ん中
「今かかってるこの曲、誰が歌ってるんですか?」
レコード屋をぶらぶらしていると時々、店員さんにそう尋ねている少年を見かけます。
不思議なもので、そういうときは決まって、
店内ではディランの“ライク・ア・ローリング・ストーン”が流れていたりします。
著者の湯浅さんもそういう場面に出くわすことがあるらしく、そんなときは
「これはね、ボブ・ディランの“ライク・ア・ローリング・ストーン”って曲で、
『追憶のハイウェイ61』というアルバムに入ってるんだよ」
と教えてあげるのだそうです。
曲はどこかで聴いたことがあるし、「良い歌だなあ」と思っているのに、誰が歌っているのかわからない。
本書はそんな少年たちに向けて書かれたディラン入門です。
ロックのど真ん中に立つ人、ボブ・ディラン。
その歌と人生を語る本です。
(本書編集担当)
■著者紹介
湯浅 学(ゆあさ・まなぶ)1957年神奈川県横浜生まれ。音楽評論家。
著書に、『音楽が降りてくる』『音楽を迎えにゆく』(河出書房新社)、
『日本ロック&ポップス・アルバム名鑑 1966-1978』(編著、ミュージック・マガジン)、
『音山』(水声社)、『アナログ・ミステリー・ツアー 世界のビートルズ 1962-1966』(青林工藝舎)、
『サン・ラー伝』(監修、河出書房新社)、
『元祖ディープ・コリア』(共著、K&Bパブリッシャーズ)ほか多数がある。
■目次
【はじめに】
【第1章 ~ ソング・トゥ・ウディ】
1. ロバート・アレン・ジママン
2. ボブ・ディランになる
3. グリニッジ・ヴィレッジ
4. ウディに捧げる歌
【第2章 ~ ライク・ア・ローリング・ストーン】
1. 自分で歌をつくる
2. ハモンドとグロスマン
3. 時代は変る
4. 変化の胎動
5. すべてを故郷へ
【第3章 ~ タングルド・アップ・イン・ブルー】
1. くそでかい音でやろう
2. イメージ解体
3. 決壊前夜
4. 魂の彷徨
【第4章 ~ ライフ・イズ・ハード】
1. 終わりのない旅
2. 新たなステージへ
3. 忘れ去られし時
【終章 ~ トゥゲザー・スルー・ライフ】
1. いつまでも同じだと思うなよ
2. 果てしなきディラン道
【あとがき】
【参考資料】
引用ココまで
著者の湯浅学氏は、
長年愛読している音楽雑誌『レコード・コレクターズ』誌によく執筆してる。
そんな訳で著書を読んだコトはないのだが^^;
彼の文章には親しみを感じていた。
彼が『レコ・コレ』誌に連載してたコラム”嗚呼、名盤”は毎年楽しみにしてた。
そんな著者が書いたコノ本。
ボブ・ディランがロバート・アレン・ジマーマン(本名)だった頃から、
70歳を過ぎてもバリバリの現役ミュージシャンとして活動している最近までの足跡を、
新書本という限られた文字数の中で平易な言葉で簡潔に綴っている。
今日でも、ボブ・ディランの代表作と言われる作品を数多く作り上げ、
多くの方がボブと言えばコノ頃の楽曲を思い出すであろう1960~70年代。
ボブ・ディランについて書かれた本の多くは、どうしてもコノ時代について言及するコトが多いんだけど、
(ソレは当たり前っちゃー当たり前なんだけど^^;)
コノ本はどの時代も均等に扱って、
ある意味淡々と時系列に沿ってボブの足跡を辿っているのが個人的にはイイなぁと。
話の中で話題が過去に飛んだりするコトもあるけど、
ソレは一見気紛れに感じるボブの行動が1つに繋がってるからじゃないのかなと。
ファンの身贔屓で勝手に思ったり^^;
僕がボブ・ディランを知り、気になって過去の代表作を聴きだした頃。
ボブとっては、最悪のスランプ期だった1980年代だったりする。
そんな時期について書かれた項を読むと、
今さらながら当時のボブが心配になったり、
(ってか、当時はボブがそんな状態だなんて知りもしなかった)
なんだかコッチまで気が滅入ってきたりもするんだけど^^;
そこから今日に至るまでの復活劇には、
胸が思わず熱くなってしまった^^;
レコードやライヴだけでなく、ラジオ番組も作ったりして、
アメリカン・ルーツ・ミュージックへの憧憬と愛情を目に見える形で表現し続けているボブ。
ボブ自身もアメリカン・ポピュラー・ミュージックの歴史の一員となり、
そして、そんな偉大な過去の遺産を身をもって伝承してくれてるんだなと感じた。
近年のボブの作品は傑作揃いだと思ってる僕。
この辺りをもっと皆さんに聴いていただきたいなぁと。
ボブ・ディランのバイオグラフィーとしてはモチロン、
簡単なディスコグラフィー、ライヴの記録など音楽活動のコト、
そして、実はスケベなボブの女性遍歴なんかも書かれててw
簡潔にミュージシャンとして、人間としてのボブ・ディランを知るのに最適な1冊だと。
僕は読んで感じたりした。
そんな復活を遂げたボブ御大の最近のアルバムを紹介♪
相変わらずの声だけど^^;
曲によって、もしくは1曲の中で声のニュアンスを変えるテクニックを披露して、
非常に表情豊かで味わい深い歌を聴かせてくれる。
ボブ・ディランって歌が上手いなぁ。
そう感じさせてくれる近年の作品群。
ツアーでも長年一緒に演ってるミュージシャンを中心としたレコーディング・メンバーなので、
サウンド的にもまとまりと統一感、そして阿吽の呼吸が感じられる。
コノ本で書かれてるのはココまで。
そして、まだまだ続くボブ・ディランのミュージシャン人生。
次に僕らをワクワクさせてくれるネタはコレ!!
もうすぐリリースされる新譜。
待ち遠しいっす!!
ひょっとしたら。
70歳を超えた今。
ボブ・ディランはミュージシャンとして何度目かのピークを迎えてるんじゃないんだろうか?
いつまでも僕らの耳を楽しませてほしいなと。
いつまでも元気に活動してほしいなと。
切に願ってしまう。
DEB
っても大した本じゃないんすけどね^^;
昨年、岩波書店から出版された、
『ボブ・ディラン ~ ロックの精霊』って新書本。
岩波書店のHPより引用させていただいた、コノ本の編集担当者の紹介文、著者の略歴、本の内容。
ロックのど真ん中
「今かかってるこの曲、誰が歌ってるんですか?」
レコード屋をぶらぶらしていると時々、店員さんにそう尋ねている少年を見かけます。
不思議なもので、そういうときは決まって、
店内ではディランの“ライク・ア・ローリング・ストーン”が流れていたりします。
著者の湯浅さんもそういう場面に出くわすことがあるらしく、そんなときは
「これはね、ボブ・ディランの“ライク・ア・ローリング・ストーン”って曲で、
『追憶のハイウェイ61』というアルバムに入ってるんだよ」
と教えてあげるのだそうです。
曲はどこかで聴いたことがあるし、「良い歌だなあ」と思っているのに、誰が歌っているのかわからない。
本書はそんな少年たちに向けて書かれたディラン入門です。
ロックのど真ん中に立つ人、ボブ・ディラン。
その歌と人生を語る本です。
(本書編集担当)
■著者紹介
湯浅 学(ゆあさ・まなぶ)1957年神奈川県横浜生まれ。音楽評論家。
著書に、『音楽が降りてくる』『音楽を迎えにゆく』(河出書房新社)、
『日本ロック&ポップス・アルバム名鑑 1966-1978』(編著、ミュージック・マガジン)、
『音山』(水声社)、『アナログ・ミステリー・ツアー 世界のビートルズ 1962-1966』(青林工藝舎)、
『サン・ラー伝』(監修、河出書房新社)、
『元祖ディープ・コリア』(共著、K&Bパブリッシャーズ)ほか多数がある。
■目次
【はじめに】
【第1章 ~ ソング・トゥ・ウディ】
1. ロバート・アレン・ジママン
2. ボブ・ディランになる
3. グリニッジ・ヴィレッジ
4. ウディに捧げる歌
【第2章 ~ ライク・ア・ローリング・ストーン】
1. 自分で歌をつくる
2. ハモンドとグロスマン
3. 時代は変る
4. 変化の胎動
5. すべてを故郷へ
【第3章 ~ タングルド・アップ・イン・ブルー】
1. くそでかい音でやろう
2. イメージ解体
3. 決壊前夜
4. 魂の彷徨
【第4章 ~ ライフ・イズ・ハード】
1. 終わりのない旅
2. 新たなステージへ
3. 忘れ去られし時
【終章 ~ トゥゲザー・スルー・ライフ】
1. いつまでも同じだと思うなよ
2. 果てしなきディラン道
【あとがき】
【参考資料】
引用ココまで
著者の湯浅学氏は、
長年愛読している音楽雑誌『レコード・コレクターズ』誌によく執筆してる。
そんな訳で著書を読んだコトはないのだが^^;
彼の文章には親しみを感じていた。
彼が『レコ・コレ』誌に連載してたコラム”嗚呼、名盤”は毎年楽しみにしてた。
そんな著者が書いたコノ本。
ボブ・ディランがロバート・アレン・ジマーマン(本名)だった頃から、
70歳を過ぎてもバリバリの現役ミュージシャンとして活動している最近までの足跡を、
新書本という限られた文字数の中で平易な言葉で簡潔に綴っている。
今日でも、ボブ・ディランの代表作と言われる作品を数多く作り上げ、
多くの方がボブと言えばコノ頃の楽曲を思い出すであろう1960~70年代。
ボブ・ディランについて書かれた本の多くは、どうしてもコノ時代について言及するコトが多いんだけど、
(ソレは当たり前っちゃー当たり前なんだけど^^;)
コノ本はどの時代も均等に扱って、
ある意味淡々と時系列に沿ってボブの足跡を辿っているのが個人的にはイイなぁと。
話の中で話題が過去に飛んだりするコトもあるけど、
ソレは一見気紛れに感じるボブの行動が1つに繋がってるからじゃないのかなと。
ファンの身贔屓で勝手に思ったり^^;
僕がボブ・ディランを知り、気になって過去の代表作を聴きだした頃。
ボブとっては、最悪のスランプ期だった1980年代だったりする。
そんな時期について書かれた項を読むと、
今さらながら当時のボブが心配になったり、
(ってか、当時はボブがそんな状態だなんて知りもしなかった)
なんだかコッチまで気が滅入ってきたりもするんだけど^^;
そこから今日に至るまでの復活劇には、
胸が思わず熱くなってしまった^^;
レコードやライヴだけでなく、ラジオ番組も作ったりして、
アメリカン・ルーツ・ミュージックへの憧憬と愛情を目に見える形で表現し続けているボブ。
ボブ自身もアメリカン・ポピュラー・ミュージックの歴史の一員となり、
そして、そんな偉大な過去の遺産を身をもって伝承してくれてるんだなと感じた。
近年のボブの作品は傑作揃いだと思ってる僕。
この辺りをもっと皆さんに聴いていただきたいなぁと。
ボブ・ディランのバイオグラフィーとしてはモチロン、
簡単なディスコグラフィー、ライヴの記録など音楽活動のコト、
そして、実はスケベなボブの女性遍歴なんかも書かれててw
簡潔にミュージシャンとして、人間としてのボブ・ディランを知るのに最適な1冊だと。
僕は読んで感じたりした。
そんな復活を遂げたボブ御大の最近のアルバムを紹介♪
相変わらずの声だけど^^;
曲によって、もしくは1曲の中で声のニュアンスを変えるテクニックを披露して、
非常に表情豊かで味わい深い歌を聴かせてくれる。
ボブ・ディランって歌が上手いなぁ。
そう感じさせてくれる近年の作品群。
ツアーでも長年一緒に演ってるミュージシャンを中心としたレコーディング・メンバーなので、
サウンド的にもまとまりと統一感、そして阿吽の呼吸が感じられる。
コノ本で書かれてるのはココまで。
そして、まだまだ続くボブ・ディランのミュージシャン人生。
次に僕らをワクワクさせてくれるネタはコレ!!
もうすぐリリースされる新譜。
Shadows In The Night (Vinyl) [12 inch Analog]
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Columbia
- 発売日: 2015/02/03
- メディア: LP Record
待ち遠しいっす!!
ひょっとしたら。
70歳を超えた今。
ボブ・ディランはミュージシャンとして何度目かのピークを迎えてるんじゃないんだろうか?
いつまでも僕らの耳を楽しませてほしいなと。
いつまでも元気に活動してほしいなと。
切に願ってしまう。
DEB
こんばんは
紹介された本
去年の11月に
読みました
たまたま本屋で目についた
ので
来月はいよいよ
ディランのニューアルバム
リリースですね
楽しみです
by ろひ (2015-01-18 01:13)
そういう本が出ているのですね。
by pandan (2015-01-18 07:37)
おはようございます。じっくりと聴かせていただきます。ボブディランは素晴らしいですね。^^;
by ソニックマイヅル (2015-01-18 07:46)
おはようございます
いい本ですね
by ハマコウ (2015-01-18 08:54)
ボブ・ディランって本名じゃなかったんだ…知らなかった…(・囚・;)
by 下総弾正くま (2015-01-18 10:52)
土曜日の朝は、ピーター・バラカンさんの「ウィークエンドサンシャイン」に続けて、ゴンチチのお二人の「世界の快適音楽セレクション」その選曲担当が、湯浅学さんですね。
いつもお話は聞いていますがぁ・・・著作は読んでいませんでした。さぁ~て、また、図書館にリクエストを書こう!(どこまでも、ラジオ・ファン(?)な私です。)
by hanamura (2015-01-18 11:18)
岩波から出るなんて凄いな~
by たくや (2015-01-18 17:32)
少し前にミュージックエアでボブの番組やってました。ボブの歴史を振り返る、
アメリカで作られた番組です。1時間ぐらいだったか。
やっぱりミュージックエアはいいです。
びっくりしたのが、フォークからロックに変わった時に、ライブすると
観客が容赦ないブーイングを浴びせてたことです。そのころの映像を
流してて、なんとボブは観客に言い返してた^^
それだけのことなんだけど、印象的でした。
by don (2015-01-18 17:51)
★ろひさん、こんばんは。
僕は前から知っていたんですがやっと読みました^^;
新譜楽しみです!!
by DEBDYLAN (2015-01-18 20:59)
★pandanさん、こんばんは~
ボブに関する本はイロイロと多数出ております^^。
by DEBDYLAN (2015-01-18 21:00)
★ソニックマイヅルさん、こんばんは。
近年のボブの楽曲、ぜひ聴いてみてください!!
by DEBDYLAN (2015-01-18 21:08)
息子たちに 洋楽の詩を読んでみろと
偉そうに歌詞カードを与えています☆
英語の勉強 それも意訳の(?)☆(^w^)
by 獏 (2015-01-18 21:08)
★ハマコウさん、こんばんは。
コレはボブ関連の本の中でも名著の部類だと思います^^。
by DEBDYLAN (2015-01-18 21:10)
★下総弾正くまさん、こんばんは。
芸名なんですよ~
僕のDEB DYLANと一緒でw
by DEBDYLAN (2015-01-18 21:11)
★hanamuraさん、こんばんは。
僕もラジオ好きですが、
最近は買ったCD聴ききれてなくて^^;
ソチラの比重が高くなってます。
音楽関係の本もぜひ!!
知らない繋がりが解ると思いっきりハマりますが^^;
by DEBDYLAN (2015-01-18 21:13)
★たくやさん、こんばんは。
岩波が出版した理由って・・・
ボブがノーベル文学賞の候補に、
毎年のように名前があがってるからじゃないかと^^;
by DEBDYLAN (2015-01-18 21:16)
★donさん、こんばんは。
ロック転向時のフォーク・ファンの批判は凄かったみたいですね。
元々ボブ自身はロック好きなんだけど^^;
客のヤジやブーイングに応えるように、
大音量で激しく演奏するボブがカッコ良く思えます!!
by DEBDYLAN (2015-01-18 21:20)
ROCKはよう~、歴史になってきているんだよなあ。
でも、自分の耳で感じたことを信じなければいかん。
by ゴーゴー (2015-01-18 21:23)
★ブラザー・ゴーゴーさん、こんばんは。
その通り!!
で、僕にとってボブはアイドルなんで、
なんでも聴きたいし知りたい存在なのだ^^。
by DEBDYLAN (2015-01-18 21:26)
★獏さん、こんばんは。
レス遅くなってごめんなさいm(__)m
僕も洋楽の歌詞で英語に興味持ったけど、
すっげ~アバウトな感じでしか意味覚えてないっす^^;
by DEBDYLAN (2015-01-19 00:45)